「どうして、あの人はいつも運がいいんだろう?」
そんなふうに感じたことはありませんか?
不思議と良い出会いに恵まれたり、ちょうどいいタイミングでチャンスが訪れたり。
困ったときには、思いがけないところから助けが入ったり。
そんな人を見ていると、何か特別な力を持っているように感じることがあります。
でも、運がいいと感じられる人は、日々の暮らしの中で大切にしていることがあるように感じます。
それは、特別な開運方法でも、難しい習慣でもありません。
自分の心を大切にし、身近な幸せやご縁に気づき、人生で起こる出来事を丁寧に受け止めること。
運には偶然の要素がある一方で、自分の心の持ち方によって、良い流れに気づきやすくなったり、チャンスを受け取る準備ができたりするのではないかと考えています。
今回は、そんな「運を育てる」という考え方について、5つの視点からお話しします。
1.自分の心が喜ぶことを大切にする
毎日の生活の中で、自分の気持ちを後回しにしていませんか?
家族のこと、仕事のこと、周囲の人のこと。
私たちは、いくつもの役割を持ちながら暮らしています。
誰かのために頑張ることは素晴らしいことです。
けれど、気がつけば、自分が本当にやりたいことや、楽しみにしていることが、いつも後回しになっている。
そんなことはないでしょうか。
運を育てるために、まず大切にしたいのは、自分の心が喜ぶことを、自分自身が知っていることです。
好きな音楽を聴く。
会いたかった人に会う。
行ってみたい場所を訪れる。
何かに夢中になる。
そんな時間は、心を満たし、自分らしさを取り戻すきっかけになります。
スピリチュアルな世界では、心が喜ぶことをしていると、良いエネルギーが巡るといわれます。
心が満たされることで気持ちに余裕が生まれ、目の前の出来事にも前向きに向き合いやすくなることだと捉えています。
自分の心が何を求めているのか。
その小さな声に耳を傾けてみる。
自分を喜ばせることは、自分の人生を大切にするということなのです。
2.小さな幸せに気づき、感謝する
運がいい人は、毎日良いことばかりが起きているのでしょうか。
そんなわけ、ないですよね。
思い通りにならない日もあれば、気持ちが沈む日だってあります。
それでも、運がいいと感じている人は、日常の中にある小さな幸せを見つけることが上手なのだと思います。
・朝、気持ちよく目が覚めた。
・雨上がりの空がきれいだった。
・庭の花が咲いた。
・今日もご飯がおいしかった。
・誰かが優しい言葉をかけてくれた。
そんな何気ない出来事に、ふと心がほんわかする。
そして、「うれしいな」「ありがたいな」と感じる。
幸せは、大きな出来事の中だけにあるわけではないんですよね。
スピリチュアルな考え方には、「感謝の気持ちが良い運を引き寄せる」というものがあります。
感謝したから必ず良い出来事が起こる、というわけではありません。
でも、感謝の気持ちを持つことで、今ある幸せや恵みに目を向けやすくなることはあると思います。
足りないものばかりを数えるのではなく、すでに自分のそばにあるものに気づく。
「幸せだから感謝する」だけでなく、「感謝することで幸せに気づく」こともある。
そんな心の習慣が、運の良さを感じる力を育ててくれると、私は思っています。
3.人・場所・ものとのご縁を大切にする
「ご縁」というと、人との出会いを思い浮かべることが多いかもしれません。
けれど、私はご縁とは、人だけに限らないのです。
・偶然訪れた場所。
・ふと手に取った一冊の本。
・長く愛用しているお気に入りのもの。
・何気なく目にした言葉。
そんな出会いにも、不思議なご縁を感じることがあります。
ある場所を訪れたことで、新しいことに興味を持つようになったり、一冊の本に出会ったことで、それまでの考え方が変わったり。
そのときは小さな出来事でも、後から振り返ると、自分の人生に影響を与えていたと気づくことがあります。
スピリチュアルな世界では、「必要なご縁は、必要なタイミングで訪れる」といわれることがあります。
もちろん、すべての出会いに特別な意味があると決めつける必要はありません。
でも、目の前に訪れたご縁を大切にすることで、自分の世界が広がることはあります。
人には思いやりを。
場所には感謝と敬意を。
ものには愛着を。
そして、ご縁が終わるときには、無理に引き止めず、感謝して手放すことも大切なのかもしれません。
出会えたことを当たり前と思わず、今あるご縁を丁寧に大切にする。
それが、次の良いご縁につながっていくのではないでしょうか。
4.自分の直感を大切にする
「なんとなく、こちらのほうがいい気がする」
「理由はわからないけれど、気になる」
「初めて会ったのに、なぜか懐かしい感じがする」
そんな経験はありませんか?
頭で考えるよりも先に、心が何かを感じ取る。
それが直感と呼ばれるものなのかもしれません。
スピリチュアルでは、直感を自分の内側から届くメッセージとして大切にする考え方があります。
一方で、直感には、それまでに積み重ねてきた経験や記憶が影響しているとも考えられます。
つまり、直感は、必ずしも不思議な力だけで説明されるものではないのです。
大切なのは、直感を何でも正しいと信じ込むことではありません。
自分が何に惹かれ、何に違和感を覚えるのか。
その感覚を、無視せず受け止めることだと思います。
例えば、周囲の人が「こちらがいい」とすすめてくれても、自分の心がどこか落ち着かないことがあります。
反対に、理由をうまく説明できなくても、心が自然と惹かれることもあります。
そんなときは、一度立ち止まって、自分の内側に問いかけてみてください。
「私は、本当はどう感じているのだろう?」
「この感覚は、何を教えてくれているのだろう?」
直感を大切にすることは、自分の心とのつながりを大切にすること。
自分の感覚を信頼しながら、必要なときには現実的な確認もする。
そのバランスが、自分らしい選択につながっていくのだと思います。
5.どんな経験も、自分の人生の糧になる
人生には、思い通りにいかないことがあります。
願っていたことが叶わなかったり、大切にしていたものを失ったり。
「あのとき、どうしてあんなことが起きたのだろう」
そう思う出来事もあるでしょう。
その最中には、意味など見つけられないこともあります。
悲しいときは悲しい。
悔しいときは悔しい。
無理に前向きになろうとする必要はないんです。
けれど、時間がたってから振り返ると、あの出来事が自分の考え方を変えたり、別の道を選ぶきっかけになっていたりすることがあります。
・あの経験があったから、人の痛みがわかるようになった。
・あの失敗があったから、自分にとって本当に大切なものに気づいた。
・あの遠回りがあったから、今の自分がいる。
そんなふうに感じる瞬間が訪れることもあります。
スピリチュアルな考え方では、人生で起こる出来事には意味があると捉えることがあります。
私は、すべての出来事に最初から意味が決まっているとは考えていません。
ただ、経験したことを、いつか自分なりの意味として受け止められる日が来るかもしれない。
そう思っています。
運がいい人とは、嫌な出来事が起こらない人ではなく、人生のさまざまな経験を通して、自分なりの幸せを見つけていける人なのです。
今はつらい経験でも、いつか自分の人生を支える糧になることがある。
だからこそ、今すぐ答えを出そうとせず、自分の歩みを大切にしていきたいですね。
運は、日々の暮らしの中で育てていくもの
運がいい人は、特別な人なのでしょうか。
私は、必ずしもそうではないと思っています。
運には、自分ではどうにもできない偶然もあります。
けれど、日々の心の持ち方によって、幸せに気づく機会が増えたり、新しいご縁や可能性を受け取る準備ができたりすることもあるでしょう。
自分の心が喜ぶことを大切にする。
小さな幸せに気づき、感謝する。
人・場所・ものとのご縁を大切にする。
自分の直感を大切にする。
どんな経験も、いつか自分の人生の糧になると信じてみる。
特別なことを始めなくても、日々の暮らしの中で意識できることばかりです。
運を育てることは、自分の人生を丁寧に生きること。
私は、そんなふうに考えています。
あなたが最近、「うれしいな」「ありがたいな」と感じたことは何でしょうか。
まずは、その一つを思い出してみてください。
運を育てる第一歩は、案外、すぐそばにあるのです。
すぴなび便り|天海結愛
心を整え、運を育て、自分らしく生きるための小さなヒントをお届けしています。
